今回は、小物中の小物!”ライター”ネタ。
お題目で”東海「ピッツⅡ」について”としておりますが、正直なところ特に”東海”というメーカーに拘っているわけでもなく、この”ピッツ”を愛用している、と、いうわけでもありません。
たまたま所持していたライターが”これ”だった、と、いうだけのことです。
しかしながら、たまたま所持していたこの100円ライターについて調べてみると、着目すべき点がありましたのでご報告いたします。
↓ 私が着目した点はこれ。
ライター・チャッカマンの燃料の成分は何ですか?
ガスライターの成分として、ブタンガスとプロパンガスのミックスとの記載がある。
以前に実施した実験で、”プリムス「114ナノストーブ」+「IP-250U ウルトラガス」について(耐寒性能確認実験)”がありますが、この際、-24℃まで冷やしたガスカートリッジが着火するか?実験し、結果、着火しました。
この実験の際に使用したガスカートリッジは”高所・冬期専用ガス”である「IP-250Uウルトラガス」ではありますが、無事着火した原因は、そのガスカートリッジの特殊な構造によるものではなく”プロパンガス”がミックスされていたから着火したものと思われます。
前置がクドクなってしまいましたが、この100円ライターにも沸点が-42℃である”プロパンガス”がミックスされています。
と、いうことは、この100円ライターも-24℃まで冷却した状態で着火するか?
私の場合、愛煙家ということで、山行時に必ずポケット内にフリント式(東海ではヤスリライターという)100円ライターが収まっています。
ヤマノボラー、かつ、愛煙家の方はご存じと思いますが、山行時に携帯するライターは”電子式”ではいけません。
”電子式”ライターは高所に弱く、標高も2000mを超えると著しく着火性能が悪くなります。
富士山の頂上に至ってはまったく話になりませんが、フリント式は正常に着火します。
その原因を私は知りませんが、事実として”そう”です。
↑
追記(2011.12.16)
原因わかりました。以下に記載します。
空気が薄くなっている環境では、放電力がガス流に負けてしまい着火しにくくなっている場合があります。その場合はガスを少量出して圧電点火装置を操作すると点火しやすくなります。(イワタニプリムスホームページ:プリムスQ&Aより抜粋)
これは、ガスバーナーに付属している圧電点火装置の動作不良も同様の理由でそうなのでは?と私は考えています。
私の過去の経験でいえば、最も低温の環境だったのは初冬の日本百名山「蓼科山」で-8.8℃。
愛煙家の私は、どんなに寒かろうがタバコを喫します。
当然、この低温下においても喫しており、問題なくライターは着火しましたが、その際のライターはズボンのポケット内に収まっており、体温の影響を受けています。
と、いうことで、自宅冷蔵庫の冷凍室を-24℃まで下げる。
と、同時に、他BICの100円ライターも冷凍室に投入。
で、半日後、冷凍室から取り出し・・・
着火!!
カチッ!カチッ!・・・あれ?点かない。
で、6回目でようやく着火。
なお、BICは着火しませんでした。
これは、予想されていたことでBICの輸入販売元であるBICジャパンのホームページを拝見すると、ライターのガスは”イソブタン”とのこと。
沸点が-12℃であるイソブタンは当然ながら-24℃まで冷却すると蒸発しません。
私の経験でいえば、ライターを失くしたり、忘れたり、見つかったりを繰り返し、結果、2~3本位のライターが車内に常備されています。
その中にBICのライターが混じっていたこともあったのですが、冬場の早朝等、滅法冷え込んだ時はBICのライターは点きが悪く、その経験から山行時にはBICは敬遠しておりました。
今まで何の気なしに購入していたガスライターですが・・・。
これからは”東海”ご指名で購入しようと思います。
カタログデータ
【価格】100円(税込:105円)
【JANコード】4904650004684
【本体色】5色 混色アソート(名入れ印刷時は色コミになります)
【サイズ/重量】22.2×10.2×82.6(mm)/14.19(g)