オスプレー「ケストレル28」について(概要)

日帰り冬山登山用に”オスプレー「ケストレル28」”を購入してみました。

今回はこのザックについてご報告いたします。

今年の春に購入した、ドイター「スペクトロAC24」。
オールシーズン、日帰り登山全般に使えるよう24Lというサイズを選択したのですが、雪山仕様の装備だと容量不足は否めない。
*参考:ドイター「スペクトロAC24」について(実容量確認)

そこで今回!
今度こそ、日帰り登山全般に利用できるよう冬シーズン前にザックを新調してみた次第です。

私自信は、オスプレーのザックを初めて手に取るのですが、”独特だな~”と感じた数点、以下に掲載します。

HDPE製ヘッドレール

ザック背面、ちょうど首廻りが一段持ちあがるような感じでなにか固いプレートが仕込まれている。
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この黒いカバー内にはこれが仕込まれていました。
286-3.jpg

このプレートの効果により、この高さ分ザック背面が持ち上がる。
更に、プレートの湾曲によりザック首回りがより首から離れ頭廻りのクリアランスが確保される。
この仕組みは、私は山でヘルメットを使用したことはありませんが、その為の配慮でしょうか?

ハイドレーションシステム収納場所

このザックのハイドレーションシステム収納位置は、ザック内部ではなく外に設けられたポケットに収納します。
286-5.jpg

ザック収納部本体と、背面パッドの間に設けられている。
…なんでこのような構造になっているのか?
この構造のメリットを考えると、ハイドレーションのタンクの出し入れがし易い、ということでしょうか?
しかし、この天に向って大きく口を開けているこの構造では、”雨を入れてくれ”と云わんばかりになってしまう。
で、当然ながらあるべきハズのものが、ザック底部にある。
286-6.jpg

水抜き穴です。
が、ハイドレーションシステムのタンク収納ポケットが防水処理されているかは不明です。

背面長の調整

このザックはほどよい背面長になるよう調整でるきシステムが備わっています。
その調整方法とは?

これです。
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先ほどご紹介したハイドレーションシステム収納ポケット内に前掲画像で手に持っている黒いパッドが収まっています。
このパッドはショルダーパッドと一体となっており、ポケット内で程よい位置にべクロで固定できる仕組みになっています。
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*フィッテング参考:オスプレー パックのサイズ選びとフィッティング

背面ウレタンパッド

背面ウレタンパッドは剥き出しになっており、メッシュ地でカバーされているだけです。
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このパッドは波型に形成されており、肌と接するのは面で接するのではなく線で接することになり、通気性が確保されている様子。
また、背面両端にフレームが内臓されており、剛性感はかなり強い。

ストレートジャケットコンバージョンについて

ザック両側面にコンプレッションベルトが付いています。
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まあ、ふつー付いていると思いますが、このベルトに付属している両サイドのバックルがオスメス互い違いにセットされている。
結果、両サイドのベルトを伸ばし、ザック正面に廻しバックルを以下の画像のように接続することが可能となります。
286-12.jpg

この仕組みにより、スノーシューだの、スノーボードだのをザック正面に固定可能となります。
この仕組みはオスプレー独特のものではありませんが、私が”オールシーズン”ザックとしてこのザックを新調してみた理由の一つです。

永久保証制度について

ザック付属のタグを拝見すると”永久保証”と記載されている。
いったい何を永久保証してくれるのか?
”オスプレーホームページを見てくれ”とあるので拝見してみる。
コチラ → http://www.ospreypacks.com/en/web/all_mighty_guarantee

要するに”無償修理応じます!!”とのことです。
修理不能の場合は”交換に応じます!!”ともある。
これらの保証制度はこのザックに限られたことではなく、オスプレー商品全てに当てはまるようです。
日本におけるこれらの取次は「ロストアロー」が受けているようすですが、ロストアローホームページにおいてオスプレーホームページにあるような記載を私は発見することはできませんでした。

その他

このザックにはレインカバーが付属されていますが、こんな感じで固定されています。
286-10.jpg

レインカバーの”カバー”はなし。

以上、こんな感じです。

他、ザックをご紹介したように、

”実容量””防水性能”

これら二点について、次回ご報告いたします。


*実容量確認記事はコチラ:オスプレー「ケストレル28」について(実容量確認)

*防水性能確認実験はコチラ:オスプレー「ケストレル28」について(防水性能確認実験)

カタログデータ

シリーズ中最も軽量コンパクトなトップローダー。ハイキングはもちろん、アドベンチャーレースやクライミングなどのテクニカルな用途にも対応します。
・確実かつシンプルなパッキングができるトップローダー
・HDPE製ヘッドレールを装備
・正面と両サイドにストレッチポケット

【サイズ】S/M、M/L
【対応背面長】S/M=48.3cm、M/L=48.3cm以上
【容量】S/M=26リットル、M/L=28リットル
【重量】S/M=1.16kg、M/L=1.22kg
【推奨パッキングウェイト】9~14kg
【外寸】縦70x横33x奥30cm(M/Lサイズ)
【推奨レインカバーサイズ】推奨レインカバー標準装備
【生地】420Dナイロン パッククロス、210ダブルダイヤモンドナイロン
【カラー】ターンブルー(TN)、ファイヤーレッド(FR)、コニファーグリーン(CF)、テーラスグレー(TL)
【価格】11,550円(*オスプレー「ケストレル28」の最新相場はコチラ

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