日本百名山「富士山」(河口湖口)

山行記録

◎2012年09月12日(Wed) 天気:晴れ後曇り 気温:12.1~14.1℃

◎コース:04:46五合目駐車場-05:25六合目-06:19七合目-08:25本八合目-10:26久須志神社-11:22富士宮口分岐-11:46剣ヶ峰-12:27久須志神社12:57-14:06八合目(江戸屋)-16:00六合目-16:44五合目駐車場(行動時間:11時間58分)

◎標高差:1471m

合計距離: 17506 m
最高点の標高: 3771 m
最低点の標高: 2215 m
累積標高(上り): 1759 m
累積標高(下り): -1681 m

私の知人、M杉氏と共に富士山の山行を計画する。
その計画は、「山頂より日の出を望みたい!」というM杉氏たっての希望を取り入れたものでした。
これより二人のなが~い二日間が幕を開けます。

14:00 yokohama…
M杉氏とは19:00集合、富士スバルスカイライン五合目駐車場到着は22:00の予定。
出発準備をするべく、14:00に会社早退。

18:56 M Sugi’s house…
M杉氏自宅へ迎えに行き、現地へと向かう。

20:13 OiMatsuda I.C….

東名高速道路を「御殿場I.C.」へと車を走らせる。
中井P.A.を過ぎ、車道が降りへとさしかかると日中であれば正面に富士山が見えるハズなのですが…。
本日は夜中につき、見えず。
その代りに、富士山があるハズの場所で雷光を望む。

「雨が降っているな…」と私がボソッと言うと、M杉氏が「カッパを忘れた」と私に告げる。
”本当に忘れたのか?”確認する為、已む無く路肩に駐車し探させる。
その間、スマートフォンを操り、気象庁のホームページで雷の発生状況を確認すると雨どころではなく、バリバリ雷発生中!

予報では、翌01:00以降は雷も収まり、天候も晴れで安定する様子。
カッパを忘れたこともあり、M杉氏の自宅へ戻ることにする。
”山頂で日の出…”を諦めきれないM杉氏をなだめ、大井松田I.C.で横浜へとUターン。
翌、02:00に再集合することにする。

22:00 My House…
M杉氏と別れ、自宅で遅い夕食を摂り、即就寝。

即就寝っていったって、01:00には起きなければならない。
酒の力を借りるわけにもいかず、なかなか寝付けず、23:00頃まで布団内でゴロゴロする。
後、浅い眠りにつく。

02:00 M Sugi’s house…
01:00に起きると、雷が鳴り、雨が降っている。
先ほど富士山辺りにいた雷雲がこちら方面へ流れてきた様子。
予定どおり起床した私は、予定とおりの時間にM杉氏宅に到着。
かなり浅い眠りであったこともあり、ほとんど寝た気がしない。

そんなことで、ようやく…04:24に富士スバルライン五合目駐車場に到着。
富士スバルライン五合目駐車場

時計の気温計で12.1℃。

ぼちぼち準備して出発。

04:46五合目駐車場

五合目駐車場

それにしても眠い!!

あくびをしつつ、目を擦りつつ、まだ薄暗い中、山頂へ向けて出発。

再集合を02:00にしたのは、M杉氏の心情を配慮し、せめて山中にて日の出を迎える為の対処です。
駐車場にある売店は24時間営業なのか、光々と明りを灯している。

なお、富士山では閉山式も既に執り行われられ、現在このようになっています。
IMG_1327.jpg

05:25六合目

六合目

六合目にて日の出を望む。
IMG_1338.jpg

で、富士山を望んでみると山頂付近に”雪”が付いている…。
277-1.jpg

昨夜、富士山を襲った雷雨は雨ではなく、雪であった様子。
予定とおりに登らなくて良かった。

06:19七合目

七合目

七合目に到着。

眠いにも係らず、意外にサクサクここまで来ることができました。
しかし、体調に異変?といいますか、ほとんど汗を掻かかず、体が温まった感じがしない。

八合目付近にて。
IMG_1352.jpg

チラホラ積雪を見かけるようになる。
雪というよりは霰っぽい感じです。

08:25本八合目

八合目

ここまで登ってきましたが、明らかに調子が悪い。
相変わらず汗は掻かないのですが、喉が渇く。
ザックは”重い”はずはないのですが、肩にズッシリと喰い込む。
足はフラフラで上がらない。
結果、半歩づつ上へ上へと進む。
そんな私を尻目にM杉氏は相変わらずサクサク登る。

本八合目(標高:3400m)富士山ホテルにて。
IMG_1358.jpg

この風景だけみると、なんか”ネパール”に来ているみたい?

ようやっと…九合目。
九合目

10:26久須志神社

久須志神社

ようやくここまで這い上がってきた。

体調は最悪で、頭痛、吐き気、腹痛、目まい、と一通りある。
一歩歩くごとに、眼球の奥にガンガン響く。
これは、寝不足と相まって、高山病?
取りあえず、神社前のベンチに座る。
後、寝転ぶ。

「あ~~、眠い!!」

い、、一時間、一時間だけでもいいから寝たい!!

初富士のM杉氏は結局、ここに至るまで終始ペースは変わらず登ってきた。
この体力というよりは生命力には脱帽…。
一種、才能を感じます。
ペースが遅れているのは全て、私が原因。
後、剣ヶ峰登頂+お鉢廻りも残っている。
こんな所でノンビリしていられない。

剣ヶ峰へ向けて、ぼちぼち出発。
IMG_1368.jpg

いや~、しかし。

いつ来てもこの”火口”は迫力がある!
IMG_1369.jpg

11:22富士宮口分岐

富士宮口分岐

最後にコイツをやっつける!
剣ヶ峰

11:46剣ヶ峰

富士山山頂

時計の気温計で13.9℃。

やっと着いた…。

9月平日にも係らず山頂はそれなりに混んでいる。
本日の天候は晴れたりガスったり。
晴れると皮膚に刺さるかのような陽射しを受けるがガスに巻かれると湿気ていることもあり体感温度は急激に下がる。
山頂にいたタイミングはあいにくのガス。
下界の景色は望めない。

私自身は富士山登頂はこれで五回目。
初回は鈍った体で登ったので相当きつかったが、今回も負けず劣らずキツイ。

山頂で暫しうな垂れていましたが、切が無く、ぼちぼち下山開始。
IMG_1389.jpg

12:27久須志神社12:57

久須志神社

お鉢廻りを終え、再びここに戻り昼食を摂る。
食欲はまったく無く、オニギリ2個を無理やり飲み込むようにして胃に詰め込む。

一服入れた後、下山開始。
IMG_1393.jpg

下山はセオリーどうりブルドーザー道で下山することにする。

登りで使った登山道をピストンで下山するか、このブルドーザー道を利用するか?
登山道は空いており、そちら経由で下山される方とブル道で下山される方の割合は半々位。

ブル道はジグザグに道が切られている。
277-2.jpg

登山道に比べれば傾斜は緩く、膝への負担は少ない。
その代り、距離は延びる。
既にボロ雑巾状態の私はこの坂をダラダラと降る。

14:06八合目(江戸屋)

八合目(江戸屋)

ここは「須走口」との分岐。
ここで道を間違えるとエライことになる。
が、分岐にはクドイほどに道標あり。

七合目公衆トイレも過ぎ、ようやく長いジグザグから解放される。
IMG_1397.jpg

後は緩い坂があるダケ!

16:00六合目

六合目

標高も3000mを切った辺りから多少、頭痛から解放されていましたが…。

最後の最後!この緩い登り坂にトドメを刺される。
IMG_1399.jpg

これが、また…。
どういう具合か?足が前に出ない。
已む無く、半歩づつ進む。

16:44五合目駐車場

五合目駐車場

ぶ、無事、帰還。

時計の気温計で14.1℃。

取りあえず、私同様、疲れているはずのM杉氏には申し訳なくも、車中にて30分ほど寝る。

自宅へ帰宅したのは19:00過ぎ。
二人の長い二日間はようやく終わりました。

しかし、中年にして今回のスケジュールは本当にきつかった~。
寝不足、恐るべし!!

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