日本二百名山「愛鷹山(越前岳)」(黒岳経由呼子岳周回)

山行記録

◎2011.6.29(Wed) 天気:晴れ後曇り 気温:24.7℃~25.6℃

◎コース:07:46山神社無料駐車場-08:28黒岳分岐-08:42黒岳-09:16黒岳分岐-09:46鋸岳展望台-10:25富士見台-10:51越前岳山頂-11:43千束上分岐-11:57呼子岳山頂-12:17割石峠-13:05第二ケルン-13:54大沢橋-14:17大沢えん堤-14:27山神社無料駐車場(行動時間:6時間41分)

◎標高差:730m

合計距離: 13086 m
最高点の標高: 1521 m
最低点の標高: 713 m
累積標高(上り): 2627 m
累積標高(下り): -2623 m

*GPSログデータエラーにつき、コース後半のログは不完全です。

先日のこと。
鍋割山山行後に新入部員、N氏と次回山行の打合せをしておりました。
N氏は鍋割山山行の際、両膝が崩壊してしまいその生々しい記憶が未だ残っている状況。

そんなN氏より”軽いコースで”と山行についてオーダーが入り、いろいろ思案を重ねておりました。
ライトなコースで私も登ってみたい山・・・。
私なりの思案を重ねた結果、今回は「愛鷹山(越前岳)」を登ることにする。

この越前岳。
富士山絶景ポイントとして有名で、「富士見台」より望む富士山は格別の様子。
更にコースを研究し、ルート上に沢を絡める為、山神社より入山し、鳴子岳を経由し大沢沿いに下山するという欲張りなコースとなってしまいました。
テーマは”ライト”だったのですが、本当にライトか?
取りあえずデータ的にはライトそう。

と、いうことで、やってきました「山神社無料駐車場」。

到着は、07:30。
山神社無料駐車場

時計の気温計で25.5℃。
・・・蒸し暑い。
ぼちぼち準備して出発。

07:46山神社無料駐車場

山神社

この山神社無料駐車場。
かなり大きいです。
少なく見ても50台位はいけそうです。
なお、トイレは仮設が1台のみ。

まずは、黒岳へ向かうべく駐車場はす向かいにある鳥居をくぐって入山です。
山神社

入山早々、この山の特徴?的な光景が目に飛び込んできます。

それは、コケ。
DSCF0919.jpg

辺り一面”グリーン”一色です。
本コース全般、苔については見飽きるほどのボリュームを誇っています。

暫く進むと現れるのは「愛鷹山荘」。
愛鷹山荘

現在、無料・無人で避難小屋的性格の様子。
トイレ有り。
水場は無し?

室内は5~6人ほどが横になれる位でしょうか?
愛鷹山荘

室内の整理・整頓はしっかりなされている。
愛鷹山荘より、すぐ上が越前岳へと続く尾根であることを確認することができます。

08:28黒岳分岐

黒岳分岐

しかし、蒸し暑い。
この蒸し暑さが原因か?駐車場へと向かう車中にて雲ひとつ付いていなかった富士山に若干雲が付きだしているのを確認していた。

今回は黒岳へ向かう予定はなかったのですが、”絶景富士山”を早めにカメラへ納めるべく近場の”黒岳展望広場”へと向かうことにする。

黒岳展望広場
黒岳展望広場

で、私が観たものは・・・。

富士山①
DSCF0927.jpg

あ~あ、雲よ吹っ飛べ!!
せっかくなので、黒岳へと向かう。

08:42黒岳

黒岳山頂

で、富士山再チャレンジ。

富士山②
DSCF0930.jpg

・・・雲が成長している。
気お取り直して越前岳へと出発。

で、再度”黒岳展望広場にて富士山再々チャレンジ。
DSCF0932.jpg

ゲッ・・・、入道雲化している。

09:16黒岳分岐

黒岳分岐

富士山は雲被ってしまいましたが、富士見台に到着するまで、まだ少々時間がある。
それまでに、雲が吹っ飛んでいるかも?
淡い期待を持ちつつ本来のコースへ戻ってきた。

で、越前岳へと向ってみると、登山道上の土の流失がハンパない。
DSCF0936.jpg

V字型にエグれ歩行に支障がでる位です。
この状況は1カ所のみでなく、富士見台までの間全般こんな感じにエグれている部分が続出する。

09:46鋸岳展望台

鋸岳展望台

で、鋸岳
鋸岳

う~ん。
雲が広がりつつある。

10:25富士見台

富士見台

・・・もうダメですが、念の為掲載。

富士山④
DSCF0941.jpg

ま、自然が相手なので仕方ないですね。
また、機会があれば訪れてみたいと思います。

10:51越前岳山頂

越前岳山頂

山頂には私達の他、3名ほど登山者がいる。
眺望については下界は晴れ間が見えるものの山頂付近は掲載の写真のとおりガスってます。

食事は下界で摂る予定なので、ここで軽く食事を摂りぼちぼち出発。

これから呼子岳へ向かうのですが、越前岳直下はけっこうな急傾斜っぷり。
DSCF0949.jpg

この急傾斜は暫く続きます。

11:43千束上分岐

千束上分岐

千束上分岐前後から呼子岳までの間はコツコツと尾根を上下することになります。

また、こんな感じで登山道がザレている箇所も有り
DSCF0956.jpg

急傾斜のザレですが、写真登山道左手側に固定ロープ設置済。

11:57呼子岳山頂

呼子岳山頂

割石峠への途上にて(越前岳)
越前岳

割石峠へと続く道はまたまた急傾斜です。
DSCF0966.jpg

12:17割石峠

割石峠

・・・急傾斜、まだまだ続きます。
DSCF0969.jpg

で、更に下るとプラス涸沢になり、浮石続出で歩きづらい。
DSCF0970.jpg

13:05第二ケルン

第二ケルン

ここまで下るとようやく傾斜的に楽になります。

大杉
大杉

第一ケルン
第一ケルン

ここで、今回の山行で最も感動的?な場面が現れます。

それはこれ。
大沢

大沢。

今日はなんせ”蒸し暑い”。
気温は概ね25℃前後で推移しており、それほど暑いというわけではないのですが、湿気が物凄い。
そんなことで、暑さでノックダウンしそうになっていたのですが”第一ケルン”裏より大沢へ降りられる。
そこで正に水浴び。
火照った体を冷やし、生き返りました。

大沢橋への途上にて(砂防ダム)
DSCF0981.jpg

13:54大沢橋

大沢橋

苔むしています。

更にその先の登山道上も・・・
DSCF0984.jpg

苔むしています。

14:17大沢えん堤

大沢えん堤

14:27山神社無料駐車場

山神社無料駐車場

無事、帰還。

今回は”ライトなコース”を選んだつもりだったのですが、N氏には申し訳なくも、意外に?侮れないハードコースとなってしました。
越前岳~呼子岳間は、急傾斜が多く、かつコツコツとアップダウンを繰り返し、コツコツと体力を奪ってゆきます。
呼子岳~第二ケルン間は、やはり傾斜が急なのと涸沢歩きが加わり、浮石が多くて歩きづらく、やはりコツコツと体力を奪われました。
また、この間は涸沢を軸に右へ、左へとルートが変わります。
基本、この涸沢をずっと下って行けば良いので道迷いの不安はほとんど無いのですが、それにしてもルート通りに歩かないと、更に大きな河原の石を乗り越え、乗り越えするハメになり、歩きづらさが倍増されるので、右へ、左へと必死にルートを追うことになりました。
N氏の膝が持つか?不安だったのですが、なんとか持ちこたえてくれ、一安心。

なお、本日、本ルート上ですれ違った登山者はお一人のみ。
その方は、越前岳頂上でお会いし、その後私達と逆ルートで下山し、再度、割石峠方面へ登り返すとのことですれ違ったツワモノなので、特殊なケース。
また、入山時に駐車場に駐車していたのは私の車のみ。
下山時には1台増えていました。
つまり、本ルートはマイナーな様子で、その為か?登山道の整備状況も良い印象はありませんでした。

本日は、「ヘルシーパーク裾野「美人の湯」にて入湯し帰宅。

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